J1再開・2020シーズン横浜FCの注目ポイントは「チーム内競争」だ!
こんにちは!横浜在住のフリーランスコピーライター中本です。
7月4日(土)、いよいよJ1が再開します。
僕の応援する横浜FCは、ホーム・ニッパツ三ツ沢球技場でコンサドーレ札幌との対戦。
無観客試合=リモートマッチということで、DAZNで応援することになりますが、
今からキックオフの時間が来るのが楽しみで仕方ありません。
この気持ちをブログでも書いて少し落ち着けようと、
リーグ再開を前に、今シーズンの注目ポイントについて触れてみたいと思います。
横浜FCは10代〜50代までが揃う世界でたった一つのチーム
横浜FC=キングカズ、と誰もが真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。
カズは横浜FC15年目、ヴェルディにいた年数のざっと2倍で、当然チーム最古参の選手です。
そんなカズの53歳を筆頭に、中村俊輔の42歳、南雄太の40歳、松井大輔の39歳、
レアンドロ・ドミンゲスの36歳…と超ベテランレジェンド選手が多く在籍していることも
横浜FCの大きな特徴。彼らがいることで、10代後半〜50代前半までの選手が集う
おそらく世界唯一のプロサッカークラブとなっているのです。
ルヴァンカップとJ開幕戦を振り返ると…
左が2/16に行われたルヴァンカップ・サンフレ戦、
右が2/23に行われたJ開幕戦・ヴィッセル戦のメンバーです。
今シーズンは、この4-5-1を主軸として戦っていくのでしょう。
僕がメンバーを見て、驚いたのは2戦で、先に挙げた超ベテランレジェンド選手が、
中村俊輔以外スタメン入りしていないということでした。
そして、おそらくヴィッセル戦の先発は、齋藤功佑のコンディション不良によるもの。
(一部記事では、重要な開幕戦で俊輔の経験をとったみたいに書かれていましたが)
齋藤功佑がベンチメンバーにすら入っていないことからも明らかでしょう。
試合はうろ覚えですが、2戦共に、前線からのハイプレスを仕掛け、
かなり運動量&ハードワークが求められるサッカーをしていました。
このサッカーが今シーズンのベースになるのだと思いましたし、
そうなると、どうしてもフレッシュな若手の起用が多くなり、
超ベテランレジェンド選手、さらにイバやレアンドロの出場はかなり厳しくなるかも…
下平監督は着実に世代交代を図ろうとしていると感じました。
コロナの影響で、中2日〜3日で試合が続く過密日程に
そんなことを考えているうちに、コロナの影響でリーグは中断。
いよいよ明日再開なわけですが、これからは中2日~3日で試合が続きます。
当然、メンバーを固定して戦うことは不可能で、
下平監督も「ターンオーバ制を使うかも」「大胆な起用をする」
といったコメントを中断期間中のインタビューで残していました。
そう、今シーズンは降格もありませんし、選手交代は5人まで可能。
多くの選手にチャンスが生まれる可能性が大いにあるのです。
ボジション別「チーム内競争」注目ポイント!
だからこそ、今シーズンは、これまで以上にいろんな選手のプレーを見ることができ、
さらにチーム内の競争も活性化されていく、そこに今シーズンの面白味があると思うのです。
僕が注目しているポイントをポジションごとに紹介していくと…
ワントップ「一美vsイバ」
ガンバからの期限付き移籍で今シーズンから加入した東京オリンピック世代の一美。
下平監督の要望で獲得したらしく、既に2戦連続でスタメンしており、
今シーズンの軸として考えられていることは明らかでしょう。
対するのは、J2在籍4シーズン連続で15ゴール以上を記録した
横浜FC史上最高の助っ人外国人・イバ。毎オフにJ1への移籍が噂されながらも
ずっと残ってくれて、いよいよ横浜FCと共にJ1初挑戦です。
そんなイバがJ1のDFを相手にどこまでやってくれるのか楽しみで仕方がないのですが、
昨シーズン終盤から先のハイプレス戦術に馴染めず、出場機会を失い気味…
ただ必ずやイバの得点力が必要になる時は来るでしょう。
一美とイバ、どっちが点を多くとるのか、注目です!
トップ下「齋藤功佑vs中村俊輔」
ハマブルーの未来とも称されるアカデミー出身の齋藤功佑。
2016年にトップ昇格して今シーズンで5年目を迎えています。
170㎝と小柄で、おそらく3年で契約満了になるだろうと思っていましたが、
足元の技術、特にトラップが素晴らしく、少しずつ出場機会を勝ち取り、
昨シーズン終盤はトップ下として昇格に大きく貢献しました。
プレースタイルの印象としては、サンフレ時代にトップ下で躍動していた
走るファンタジスタ・柏木陽介みたいな感じでしょうか。
対するのは、日本が誇るスーパーファンタジスタ&レフティー・中村俊輔。
40を超えた俊輔は走れないだろう…なんて思っていましたが、
ヴィッセル戦では守備時には2トップの一角として、前線のハイプレスにしっかり参加し、
一美と共にファーストDFとして大きな役割を果たしていました。
海外数クラブを渡り歩き、その都度監督の求めることにアジャストしてきた
順応力は、やはりさすがだな〜と感じました。
さらに、やっぱり俊輔に預けるとボールが落ち着く、取られない、安心感、
そして何かやってくれるのではという期待感がありました。
相手のボール保持率が圧倒的に高くなることが予想されるJ1での戦いの中で、
ボールを奪取した時に、俊輔のキープ力とアイデアはきっと必要不可欠。
両トップ下の違いにも注目してみると、きっと面白いはずです。
ボランチ「瀬古樹vs佐藤謙介」
横浜FCを語るにおいて、カズ以上に最も外せない選手といえば、
ハマブルーのバンディエラ「佐藤謙介」でしょう。
レッズユース、中央大学を経て、2011年に横浜FCに入団して、
今シーズンで在籍10年目。カズの次に在籍年数が長い選手です。
180㎝と上背はあるものの、体重は66kg。見た目はヒョロヒョロです笑
でも止める蹴るが最高に上手く、長短のパス選手も抜群で、まさに天才肌。
キャプテンを務めたシーズンもありましたし、浮き沈みはあるものの、
毎年30試合はコンスタントに出場し、必ず最後にレギュラーを取り返します。
そんな謙介の初めてのJ1に大いに期待していたのですが、
迎えた今シーズンのスタメンは2戦共に、瀬古樹。。
ただ、彼も非常に素晴らしい選手でした。
三菱養和、明治大学を経て、今シーズン入団したルーキーは、
謙介のパスセンスをちょっと落として、ハードワークを強めた感じの印象。
特にチャンスで前線に顔を出す運動量が素晴らしく、実際にヴィッセル戦では
こぼれ球に反応して、今シーズンチーム初ゴールも決めています。
2人のどっちが活躍するのか、それとも共存するのか、注目です!
両ウイング「中山・松尾vs斉藤 光毅」
「横浜FCの両サイド、面白い!」
今シーズンの開幕戦・ヴィッセル戦でDAZN解説の水沼貴史さんの一言です。
共にスピード抜群で、縦への恐るべき推進力を誇る中山と松尾の両翼は、
昨シーズンのチームの躍進→昇格を支えた最重要ピースの1つでもあり、
2人が今季J1でどこまでやれるのか、あらゆる記事で注目されています。
彼らがJ1のDF相手にどこまで通用するか、果敢に仕掛け、決定的な仕事がどれだけできるか
で横浜FCの順位は大きく変わってくると言えるでしょう。
まさに不動のピースと言っても差し支えないのですが、
2人からのポジション奪取を虎視淡々と狙っているのが、
これまたユース出身で、ハマブルーの未来、横浜の至宝と称される斉藤光毅です。
久保建英と同学年の18歳は、各年代別代表に名を連ね、U20W杯でも輝きを放ちました。
プレースタイルは縦へのスピードと推進力が持ち味な中山と松尾に比べて、
フリエファンには懐かしくてたまらない往年の前園真聖を彷彿とさせます。
切れ味鋭いドリブル、からのチャンスメイク&カットイン&シュートが持ち味で、
その貪欲さがたまらなくいいんですよね〜、心を打つんですよね〜。
本当に甲乙付け難いです。下平監督は誰を選ぶのでしょう。
まだまだ伸び代も十分ある彼らのランニング、仕掛け、突破…
そしてシーズンを通した成長などなど、
注目してみると毎試合、そしてシーズンを通してきっと楽しめることでしょう。
他にも
サイドバック「武田英二郎vs志知孝明」
センターバック「カルフィンヨンアピンvs小林友希」
ゴールキーパー「六反vs南」
など、見所は、いろいろあります。
さらにカズ、松井大輔、レアンドロなどの超ベテランレジェンド選手の出場はあるのか、
個人的には野球のオープナーみたく、前半45分と決めて起用するのもありかと思います。
また、青森山田出身の古宿理久、安永聡太郎の息子・安永玲央などの超若手選手、
皆川や松浦などの中堅どころなど、言ったらみんなに期待しています。
どんな選手が出場して、どんなサッカーを繰り広げてくれるのか、
コロナの影響によるきっと今までにも、これからもない珍しいシーズンだからこその
チーム競争、チームづくりを大いに楽しみたいと思います!
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