好きなコピーは、なんですか?
と聞かれて、はじめに思い浮かぶのは、
「カワイイはつくれる」というコピーである。
あっ、こんにちは!コピーライターの中本です。
2006年から2010年くらいにかけて、
花王のヘアケアブランド・エッセンシャルのキャンペーンコピーとして使われていた。
今、ネットを検索してみると「カワイイはつくれる」という言葉は
あらゆるページで溢れている。つまり当たり前の言葉として定着しており、
その意味ではも後世に残すべき名コピーと言えるのではないかと思う。
このコピーを初めて見たのは中川翔子、リア・ディゾン、
そして、南海キャンディーズの山崎静代の3人が出演したCMだった。
美容品のCMにキレイなモデルや女優ではなく、当時ブロガーとして人気だったタレント、
数多くの青年誌の表紙をさらったグラビアアイドル
そして女芸人がキャ
ティングされていたのは、非常に新鮮であった。
その真新しさも相まって、「カワイイはつくれる」は僕の心に深く残っている。
「キレイ」ではなく、「カワイイ」の言葉を使ったことも味噌であると思う。
「キレイ」はちょっと敷居は高いけど、「カワイイ」なら私にもなれるかも…
そんな新しい価値観を、今から約15年前に教えてくれたことは非常に感慨深い。
そして、発見したコピーライターは本当にすごいと思う。
※「コピーは発見」って言いますからね。
って、男の僕が言うな!なんか気持ち悪いぞって、話なんですが、
今回このブログを書くにあたって、改めて「カワイイはつくれる」を調べてみました。
すると僕が考えていたよりも(上記の内容より)もっと深く考えて作られたコピーであり、
むしろコピー制作やマーケティングの真髄が現れたものであることが発覚しました。
次回、「カワイイはつくれる」のスゴさを詳細に語ってみます。(いや、書くか笑)
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