コピーは発見である。新・ファミマの甘味焙煎コーヒー。
仕事の休憩にちょっとTwitterを眺めていたら、
TLにCMプランナー・権八成裕さんのツイートが流れてきて、
ファミマのコーヒーがリニューアルされたことを知りました。
そして、キャンペーンのために新しい地図の稲垣吾郎さんを
起用した広告のコピーを見て、ハッとしました。
あ、こんにちは!横浜在住のコピーライター・中本タカシです。
新しい発見が、人を引きつける。
本当においしい
ブラックコーヒーは、
甘い。
新・ファミマの甘味焙煎コーヒー。
「広告コピーは、発見である」とはよく言われることです。
もう少し丁寧に書くのであれば、
広告コピーの肝である「何を言うか=What to say」は、発見であるということでしょうか。
What to sayの要素は、商品の機能や効能、価格、素材、歴史背景、
使う人が得る五感などなど、いろいろありますが、
今までになかった新しさや誰も気づかなった価値=発見を感じさせるものこそ、
見る人・読む人にハッとした驚きを与え、注目を集めることができます。
発見は、意外と近くにある!?
「本当においしいブラックコーヒーは、甘い。」
というコピーは、誰も気づかなかった価値よりかは、
灯台元ぐらしのような、そこにあったか〜というような価値を
改めて教えてくれたような気がします。
さらに、コーヒー=苦いのパブリックイメージがある中で、
“甘い”という反対の意味を持つ言葉が、より驚きを強めてくれているように思います。
プレスリリースを見てみると、
本商品は世界一のバリスタ・粕谷哲さんと
共同開発をしたものらしく、いろいろと試行錯誤した結果、
〝本当に美味しいブラックコーヒーは、甘い”というコンセプト、
そしてその甘みを引き出す焙煎手法に辿り着いたのだそう。
“甘い”に着目した商品開発者の方々もすごいですが、
それをシンプルにコピーで表現し、さらに“甘味焙煎”という言葉を生み出した
権八成裕さん(おそらく)は、さすがだな〜と思います。
どのようにヒアリングしたのがすごく気になります。
コーヒーという、ありふれた商品でもまだまだ発見ってあるのだなと。
広告コピーって、やっぱり面白いと改めて感じさせてくれたコピーでした。
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