サントリージン「翠(SUI)」のLPを分析してみた
サントリージン「翠(SUI)」のSNS広告を分析してみた前回のブログに続き、
今回はSNS広告から遷移先であるLPについて分析してみたいと思います。
こちらも本当に良くできた構成で関心してしまいました。
あっ、こんにちは!横浜在住フリーランスコピーライターの中本です。
SNS広告は、「家飲みしている人をターゲット」に、
「ジンのソーダ割という新たな提案」から
「食事にも合うんですよという共感訴求」を行い、
その理由を知りたい人はコチラヘという形で
LPへの誘導を行っていました。
そして、LP(https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/)を見てみると、
TOPにはグラスを片手に持つ桜井ユキさんの美しい姿に、
「居酒屋メシに、
翠ジンソーダ。
それはまだ、流行っていない。」
のコピー。おそらくコロナが深刻化する前に
作られたものであるから、「居酒屋でお酒を飲む人」を
ターゲットにしたコピーとなっているのでしょう。
※SNSでは「家飲み」にターゲットにコピーを作成しています。
ただ、一般的にバーで飲むお酒というイメージの強いジンに、
「居酒屋メシに」という提案はやはり新しい。
そして、ジントニックではなく、
ジンソーダ=サントリーのお家芸ハイボール
という提案も新鮮に感じられます。
2つの新たな提案がそのまま販促戦略ともなっている
このコピーにはシンプルだけど、機能性と言葉の強さを感じました。
さらに「それはまだ、流行っていない。」のコピーが、地味に効いています。
※この手法、控え目煽りコピーと命名して自分の仕事でも真似してみたいです。
スクロールしてLP全体を見てみても、
TOP=新しい提案
↓
居酒屋メシ=提案の具体的内容・買うに足る理由
↓
「翠」のこだわり=商品特長・他社製品との違い
↓
おすすめの楽しみ方=ジンソーダーやその他カクテルの作り方紹介
↓
製品情報
↓
広告紹介
といったグローバルメニューの文言と全体構成もすごく上手いです。
もはや分析というか、「上手い」しか言っていない笑。
でも訴求の主軸に「居酒屋メシ(家飲み)に、翠ジンソーダ。」
という新たな提案・発見のあるキャッチコピーを据え、
それをもとにSNS広告→LPという販促を展開していくというのは
やはりお見事だと思います。
1つのコピーが、1つの言葉が、全体を動かす羅針盤となる
ー当たり前だけど、そんなことを改めて感じたのでした。
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