麺疫力は、そばにある。
こんにちは!なんだかんだ週1回は蕎麦を食べてしまう
横浜在住のフリーランスコピーライター・中本です。
今回は、僕がよくおじゃまする
横浜の蕎麦チェーン・味奈登庵で見つけたポスター&コピーをご紹介。
さっそく見ていただこうと思います。
麺疫力は、そばにある。
古くから日本人の健康食であるそばを食べて、
病気に負けないカラダを。
ちょうど新型コロナウイルス騒ぎが始まった頃から
(横浜港にダイヤモンドプリンセスが停泊していた頃)お店で掲出されていたものです。
その時も素晴らしいポスター&コピーだなと思ったのですが、
先日久しぶりにお店に行った際に改めて発見し、ここに記しておきたいと思ったのです。
一般的な飲食店やレストランなら、
「〇〇食べて、ウイルス対策」「〇〇でウイルスに負けないカラダづくり」
をといった表現になりがちではないでしょうか。
今、ブログ執筆中に僕のWebブラウザに飛び込んできた
某商品のバナー広告だって、同様のありふれた表現になっています。
一方で、表現において、味奈登庵のポスターには巧なレトリックがあります。
それが、「麺疫力」という言葉。
造語をつくることで、一気に強みをプラスし、コピーの印象度を高めています。
だから、私の心にも刺さったのでしょう。
そして、単に免疫を謳うだけでなく、きちんと研究で実証されていることを示す
文言が載せられているのも、素晴らしいポイントだと思います。
※これ、たぶんお店の人が作っているんですよね。スゴイです。
さらに、「そばにある」という言葉。
もちろん、免疫ビタミン=麺疫力が蕎麦に含まれていることを表している他に、
「市内に15店舗あり、リーズナブルで美味しい蕎麦を
食べられるお店が、あなたの”そば”にいます」といった意味も
込められているのではないかというところまで深読みしてしまいました。
そう、これは味奈登庵から客に対するエールなのではないかと!
(外出自粛期間中も空いてそうな時間帯をみて、2度ほどお邪魔したのですが、
ソーシャルディスタンスやアルコース消毒などのお店の対策も万全でした!)
ただ単に、免疫力やウイルス対策を謳うのではなく、
どう伝えるか&どう表現するかのレトリックがあるからこそ、
このポスター&コピーは響くものになった、
そして、ありふれた訴求ポイント(What to Say)しかない時こそ、
コピーライターのテクニック(How to say)が力を発揮する時が
あるのだなと改めて感じました。
ちなみに、僕が好きなのは「海鮮入りかき揚げつけ天(680円)」です。
ねっ、リーズナブルでしょ。そして、蕎麦も茹でたて締めたて、
かき揚げも揚げたてサクサクで、とっても美味しいんです。
是非、横浜に来た時には、あなたのそばにある味奈登庵で、
そばの美味しさを堪能して、これからの時代にも負けない麺疫力を高めていただきたいです!
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